STORY
当キャンペーン対象商品は
インド現地の状況が落ち着き次第、順々発送いたします。
インドチームへの思い
インド政府は、
人口の巨大さから非常事態と認識しており、
COVID-19の影響を真剣に受け止め、
私たちに家に留まるよう要請しました。
現在、その影響が最も大きいのは
ムンバイ、デリー、そしてコルカタ
という大都市です。
生活必需品、
例えば医療サービスや
調理用ガスは利用できますが、
それ以外のほとんど全てが
シャットダウンされている状況で、
出来るだけ早く元通りになることを願いながら
日々を過ごしています。
共に、世界がより良く、
よりポジティブになるように祈りましょう。
2020 Spring Summerでモデルをお願いしたNikitaからのメッセージ
4/14までのロックダウンが発表されているインド。
実は、その発表のしばらく前から、外に出られない状況が長く続いているのです。
ストレスの蓄積が大きくなっていることは想像に難くありません。
私たちも、インド刺繍をきっかけに、多くの友人がいるインドの状況に心を寄せる毎日です。
itobanashiの2020 Spring Summerは、代表の伊達が渡印を繰り返しながら現地での試作を重ね、満足のいくプロダクツが完成しました。
しかし、あとは日本への発送を待つのみ、という段階でインドのロックダウンが始まり、自身の新作たちは未だにインドに留まっている状況です。
今回のパートナーであるコルカタのサシャは、型紙から共作した、インドのイトバナシチームの一社。
お互いに思い入れのある新作を日本で発売するのを楽しみにしていました。
コルカタのカンタ刺繍をする職人の多くは女性です。
生活の一部として刺繍があり、自宅で作業することが大半の彼女たちは、パソコンを持っていないことが多く、それぞれと密に連絡を取り合うことができていません。
職人の多くは、注文がなくなると収入が途絶え、生活できなくなってしまいます。
そんな彼女たちに、「予約入ってるから、追加注文させて」「日本のお客様があなたたちの作品を待っているよ」と伝えられればどんなにステキなことだろうと考え、今回の受注販売キャンペーンを考えました。
世界中の移動が制限されている今だからこそ、やるべきコミュニケーションを作りたいと思います。
届かない新作への思い
イトバナシやフミカ(代表の伊達)とは、
とても素晴らしい思い出があります。
彼らは複雑な刺繍ストールを
オーダーしてくれました。
そのことで、私たちの生産者グループは
自分たちの技術をお金に変えることができ、
ライフスタイルを好転させる一助となったのです。
生産者グループを訪問した際に、
技術の隅々まで理解してくれたことで、
信頼関係が深まっていったのです。
コルカタのイトバナシ インドチームSashaのritaからのメッセージ
イトバナシのインドチームの一員が住むインドのロックダウンにともない
コルカタ地方とラクノウ地方で生産した新作の一部が日本に届いておりません。
2シーズンぶりの新作発表に向けて1年前から準備を進めてきた新作シリーズ。
生産と検品を終えて発送までもう一歩というところでもロックダウン。
自信を持ってお届けしたい新作だけに、本当に悔しい気持ちでいます。
でも、時間をかけて丁寧に刺繍をして作品を仕上げたインドチームのみなさんは
私たち以上に悔しい思いをしています。
イチオシでピックアップしているアジュラク リバーシブルドレスは、全部で17という工程を経て自然染めにて作られるカッチ地方のアジュラク染めに、これまで何度も制作を行い深い関係性を構築しているコルカタのチームによるカンタ刺繍を組み合わせた特別な逸品です。
アジュラク染めは裏側まで色がしっかり入るので、リバーシブル仕様にし、お客様のお好みで様々な表情をお楽しみいただけます。
アジュラク リバーシブルドレスの予約販売はこちらから⬇︎
アジュラク リバーシブル ドレス
アジュラク リバーシブル ドレス
アジュラク リバーシブル ドレス
アジュラク リバーシブル ドレス
それ以外にも、インドの宮殿をイメージした幾何学模様の美しいストール、日々の素朴な暮らしをデザインに落とし込んだストール、シルクの質感が艶やかなブラウス、たっぷりとしたモダール生地が煌くスカートなどが新作として登場します。
今回の受注販売キャンペーンは、インドからの荷物が到着次第の発送とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
製品は完成しており、インドのロックダウン解除、もしくは、輸出入業務の規制が緩和され次第、入荷いたします。
インドの情報は逐一お伝えして参りますので、どうぞよろしくお願いします。
イトバナシが思い描く未来
「刺繍をしていると心が休まるの」
学生時代にインドで開催したファッションショー。
そこで出会った人身売買被害にあった女性の言葉がイトバナシを始めるきっかけとなりました。
気分が沈んだときでも、針を刺すことで気持ちが和らぐ。
刺繍を纏うと前向きになる。
刺繍を眺めるだけでほっこりする。
そんな存在が刺繍だと強く思っています。
インドの刺繍は衰退傾向にありますが、私たちは、悲観していません。私たちが魅力を感じる刺繍という伝統・文化を残し、魅力を世界に広めることを常に思い描いています。刺繍という伝統・文化の担い手は刺繍職人たち。今回のキャンペーンがたくさんの人に喜んでもらえるなら、もっともっと彼らを主役としたいと思っています。
さらに、インド工房を設立することで、刺繍職人たちの生活を大切にした制作環境の整備を目指します。
一つのことに世界の人の想いが向かっているこんな時期だからこそ、国境を越えてつながっていける仕組みづくりを目指したいです。
使う人と作る人の暮らしを豊かに!